カラフトムジセッカ Japanese Name: Karafuto-mujisekka

英名 English Name : Radde's Warbler
学名 Scientific Name : Phylloscopus schwarzi

	1.　1997年10月16日　石川県輪島市 上面はオリーブ褐色。翼帯は無く、下面がバフ色みを帯びる点が大きな特徴。他のムシクイ類と異なり、あまり木の高い枝に止まらず、ブッシュの中を潜行することが多い。これはムジセッカも同様である。ムジセッカに比べると目が大きく見え、尾が長い。
	2.　1997年10月16日　石川県輪島市 1と同一個体。カラフトムジセッカの下尾筒はこのように黄褐色みが強く、目立つ。
	3.　1997年10月16日　石川県輪島市 1、2と同一個体。最外側初列風切（p10）が長い。これはムジセッカと共通の特徴で、メボソムシクイやセンダイムシクイ、エゾムシクイなどはもっと短い（メボソムシクイの写真を参照のこと）。最長初列風切はp7（外側から4番目）またはp8（外側から3番目）で、両者はほぼ同じ長さである。ムジセッカではp6とp7がほぼ同じ長さで。p8はそれより短い。 ムシクイ類は枝などに止まっているとき、移動の際にしばしば翼をはばたく。この写真では右の翼だけ上げており、左に回転しようとしているものと思われる。
	4.　1991年10月7日　石川県輪島市 眉斑は一般に前半が太く、バフ色がかっている（ムジセッカでは逆）。嘴と脚は太く、がっしりしている。ムジセッカではもっと細い。地鳴きは「タッ」と聞こえ、ムジセッカより丸みがある。