カラフトムシクイ Japanese Name: Karafuto-mushikui

英名 English Name : Pallas's Leaf Warbler
学名 Scientific Name : Phylloscopus proregulus

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このページの写真はすべて小林靖英氏撮影によるものである。写真をこころよく提供してくださった同氏に御礼申し上げる。

5. 1998年9月28日 石川県輪島市
小林靖英氏撮影

前ページの3月撮影の個体に比べると、眉斑や翼帯の黄色みや体上面の緑色みが。明らかに鮮やかであり、換羽してからあまり時間がたっていない新鮮な羽毛であることが分かる。翼帯や三列風切先端の白色部も広い。
大雨覆や初列風切の基部が黒いことが、よく分かるが、これは本種とキマユムシクイに共通する特徴で、同様に翼帯が太いフタオビヤナギムシクイには、このような特徴は見られない。
なお、前ページの3月撮影の個体は、換羽直前の古い擦り切れた羽毛であると考えられ、眉斑の黄色みが乏しく、体上面に緑色みが少ない。
6. 1998年9月28日 石川県輪島市
小林靖英氏撮影

本種の特徴である腰の黄白色が分かる。
7. 1998年9月28日 石川県輪島市
小林靖英氏撮影

正面から見たところ。眉斑の黄色みが非常に鮮やかで、目立つ。また、それに対して過眼線が黒く、コントラストがある。キマユムシクイはこれほどのコントラストはない。眉斑はキマユムシクイより、むしろ黄色みが鮮やかである。
8. 1998年9月28日 石川県輪島市
小林靖英氏撮影

 左右の眉斑は額で連結している。キマユムシクイの眉斑は一般に左右がつながらない。
9. 1998年9月28日 石川県輪島市
小林靖英氏撮影

 頭側、すなわち眉斑と頭央線の間が、背に比べて明らかに暗色である点が、よく分かる。これも本種の特徴の一つである。

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